1997年10月に、世田谷の上野毛、多摩美術大学裏のマンションで
エンライトメントを立ち上げた。
当時のメンバーは米津智之と僕の２人だけだった。
当時仕事もさほど無く買ったばかりのMACで、半年間ほど、
米津と2人でコンピューターを使った新しい表現を模索していた。
そして今のトレース表現の原型にたどり着いた。
それを“トラック”という名前のフリーペーパーに刷り、世界へとばらまいた。

エンライトメントの歴史はこの“トラック”からすべてが始まったと言っても過言ではない。
あれから14年、メンバーも三嶋章義、田中文貴他をへて、現在鈴木シゲル、山口要、
そしてエンライトメント第三世代松井正憲が加わり、新たな表現を追求している。

グラフィックから始まった仕事も、映像、自主出版、空間演出、VJ、展覧会の企画、
ファインアートへと多岐にわたる。

今日、2011年11月1日、WEBを開設以来初めてリニューアルする事になり、
これを機に14年のエンライトメントのアーカイブの一部を、紹介する事にしました。
とても全作品は掲載できないのですが、現状約１０００点弱のグラフィック、デザイン、
映像、展示風景などが閲覧する事ができます。

アーカイブを整理していく中、一緒に制作に関わってくださった方々や、
お仕事を発注してくださった方々など、本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
この場を借りてお礼を申し上げます。

「本当にありがとうございました」

そして今後ともエンライトメントをよろしくお願い致します。

ヒロ杉山